ロシアの侵略に伴うウクライナとの戦闘が続いており、多くの施設が破壊され、多くの人命が失われています。
ウクライナの現状は明日の日本と考える必要があります。ロシアが戦術核を使ったり、dirty bombと言われる放射性物質を拡散させる武器を使用することが有り得る環境になっています。また、電磁ビームや化学、細菌等の兵器の使用も現実味を帯びてきました。
北にロシア、北西に北朝鮮、西に中共と日本は核兵器と高性能ミサイルを持つ国に囲まれて四面楚歌の状態です。
ウクライナはロシアから徹底的にミサイルで攻撃されても、多くの住民が地下シェルターに避難していたので想像以上に死傷者の数が少ないと思います。
日本がウクライナと同じようなミサイル等の攻撃を受けたなら、シェルターが整備されていないことから逃げ場がなく、数百倍以上の死傷者が出ていると思います。
更に、自衛隊の基地の強靭化やシェルター化が遅れているので早急に対応しないと国防の任務を全うできません。
もしもの時に備えて生き延びる対策が必要ですが、日本の現状は攻撃されることを考えないことにして全く無防備であり、ウクライナの現状を見て政府も流石に国土の強靭化(シェルター化)に関する予算措置をして本気になって考えるようになってきました。また、災害大国日本では自然災害にも活用できる機能を持つシェルター等も必要です。
一方で、施設等のハード面のみが整備できても、シェルターまでの避難誘導やシェルター内における治安維持等の任務を果たす人材の育成も必要であり、また、テロを含む攻撃を受けた場合に反撃もできる人材を含めた民間防衛というソフト面の整備も必要です。
国と自治体が一体になって1人でも多くの国民を救えるようなシェルター等を整備して貰いたいと考え、この度、日本の現状に合ったシェルター等を検討することを目的として協議会を設立しました。(「官民施設の強靭化とシェルター化に関する検討協議会」)
国内及びスイスやイスラエル等海外の知見と技術に関する英知を集めて、あるべき姿のシェルター等を検討し、国や自治体に提案したいと考えています。
特に、国内で活用されていない素晴らしい知識と技術を発掘して適用していきたいと考えています。シェルターの設計、建設、補強工事、外壁補強、シェルター内の環境維持、資材の備蓄等、具体的な検討事項が多くあると考えています。
3月14日(火)13時から、協議会のシンポジュームを開催することになりましたので、参加して頂ければ幸いです。(添付資料)
官民施設の強靭化とシェルター化に関する検討協議会趣意書